はじめに
人生において、仕事の選択は多くの人にとって重要な決断です。
「やりがいを重視するべきか、それともお金を優先するべきか?」この問いに対する答えは、しばしば個人の性格や価値観、ライフステージによって異なります。
今回は「ラビット」がお金を選び、その結果、後悔したというエピソードを紹介しつつ、この選択がどのように個人のパーソナリティに影響されるかを掘り下げていきたいと思います。
ラビットの選択
ラビットはある病院で、心理カウンセラー業務をしていました。
しかし、ある時、理事長から心理とは全く異なる仕事への異動が命じられました。
君ね、来月から違う部署に異動してください。昇給もするからよろしく頼むよ!
ただ、この異動は今までのキャリアとリンクしないこともあり、人事部も拒否権は行使できると言ってくれました。
理事長はそう言ってますが、今持っている資格と関係ない職種になるので、断ってもいいですよ!
「やりがい」か「お金」の二者択一!!
私が直面した選択肢は2つ。
1つは、今までずっと夢見ていた仕事で、やりがいがあり、社会的にも意味のある「心理カウンセラー」を続ける道。
しかし、その仕事の年収はそれほど高くなく、生活は厳しくなる可能性がありました。
もう1つは、興味はないが、異動することで今よりも少し高い年収を約束される仕事。
そして、異動先の業務内容はそれほど興味が湧くものではなく、ルーティンワークが多いものでしたが、経済的には安定しており、将来的な昇進も期待できました。
私は、慎重に考えた末、後者の「お金を優先する」という選択をしました。
背に腹は代えられぬ…!!とりあえずやってみて適性を見極めるしかない!!
私は新しい部署に異動し、高い年収を得るようになりました。
毎月の給料明細を見るたびに、家計の心配が減り、経済的な安定感を得たことを実感しました。
しかし、その一方で、次第に心の中に違和感が生じ始めました。
あれ、俺は資格まで取って、何がしたかったんだっけ…
仕事は退屈で、やりがいを感じることが少ない日々が続きました。
あ、ラビット、キャリア迷子になってね?
やっぱ、やばいっすよね!!
私は徐々に「自分は本当にこれで良かったのか?」と疑問を抱くようになったのです。
初めは、年収の高さに満足していましたが、それが徐々に無意味に感じられるようになり、毎日会社に行くこと自体が負担になってきました。
やりがいのある仕事を選ばなかったことで、彼は自分の成長や充実感を失ってしまったのです。
あれ、俺って意外と仕事にやりがい求めてたんだということに気づきました
そして、そのことに気づいた時には、ラビットはすでに数年その仕事を続けており、転職も簡単にはできない状況に陥っていました。
しかし、結局は転職活動開始しました!!(令和6年10月現在)
お金かやりがいか? パーソナリティによる選択
私のように、お金を選んだ結果、後悔する人もいれば、逆にそれを選んで成功を収める人もいます。
では、どのようにすれば自分にとって最適な選択ができるのでしょうか?
ここでは、パーソナリティの違いがこの選択にどのように影響を与えるかについて考えてみます。
内向的 vs. 外向的
まず、内向的な人と外向的な人では、仕事に求めるものが異なることがあります。
コツコツやる仕事が好きです
内向的な人は、一人で集中して取り組む作業や、自分自身の成長に重きを置く傾向があり、やりがいを重視することが多いです。
内向派にとって、やりがいのある仕事は自己実現の場であり、日々の充実感を得る重要な要素です。
営業、司会、講師なんでもやります!
反対に、外向的な人は、社交的な場や多くの人と関わる仕事に魅力を感じるため、やりがいよりも周囲の評価や年収を重視する場合があります。
外向派にとっては、他者との関わりがモチベーションの源であり、そのために年収や地位が重要となることもあります。
安定志向 vs. チャレンジ志向
次に、安定を求めるタイプと、挑戦を好むタイプによっても選択が分かれます。
このままが楽で良いよね
安定志向の人は、リスクを避け、確実な収入を求める傾向があります。
安定派にとっては、生活の安心感が最も大切であり、多少やりがいが少なくても高い年収が得られるなら、それが最良の選択と感じるでしょう。
人生、どんどん挑戦してなんぼでしょ
一方で、チャレンジ志向の人は、常に新しいことに挑戦し、自分を試すことにやりがいを感じます。
外向派は年収よりも、どれだけ成長できるか、自分の能力を最大限に引き出せるかという点に重きを置くため、たとえ年収が低くても、やりがいのある仕事を選びがちです。
長期的な視点 vs. 短期的な視点
また、長期的な視点を持つ人と短期的な視点を持つ人の違いも重要です。
お金よりも、将来自分がどんな人間になりたいかを見ています!
長期的な視点を持つ人は、将来的なキャリアの成長や自己実現を見据えて行動するため、やりがいのある仕事を選びやすいです。
長期派は、今すぐに高い年収を得るよりも、長い目で見て自分のスキルや経験が積み重なる仕事を好みます。
とにかく自分が今何がしたいか、どう稼ぎたいかが重要だよ!
一方、短期的な視点を持つ人は、現在の状況を重視するため、目先の年収や待遇に惹かれる傾向があります。
短期派は今得られる報酬を最大化することにフォーカスしがちであり、その結果、後々やりがいを感じられなくなってしまう場合もあります。
事例紹介
ここで、異なる選択をした私の友人の事例を紹介します。それぞれ異なるタイプの人物が異なる選択をした結果、どのような影響があったのか見てみましょう。
<事例1> やりがいを選んだ田中さん(大学時代の友人)
俺は絶対デザイナーになるんだ!!
田中さんは、小さい頃からアートが好きで、デザイナーになることを夢見ていました。
大学卒業後、彼はデザイナーとしてのキャリアを追い求めましたが、当初は年収が低く、友人たちが大企業で高給を得ているのを見て、何度も心が揺れました。
しかし、彼は自分の情熱を信じて、やりがいを感じるデザインの仕事を続けました。
やがて彼のスキルは評価され、フリーランスとして活動を始め、現在では自由な働き方と高収入を両立しています。
彼は「やりがいを選んだ結果、自分の夢を実現できた」と語っています。
フリーデザイナーで食べていけるって最高ー!!
<事例2> お金を選んだ佐藤さん(高校時代の友人)
親も銀行勤務だったし、俺も手堅く銀行に行きたい!
佐藤さんは、大学卒業後、大手金融機関に就職しました。
彼はもともと数字や経済に興味があったものの、実際の仕事は単調な作業が多く、期待していたほどの満足感は得られませんでした。
しかし、彼はその代わりに高い年収を手に入れました。
佐藤さんは、仕事に対してやりがいを求めすぎず、プライベートでの趣味や家族との時間を充実させることで、仕事のストレスを緩和していました。
彼は「年収が高いからこそ、自由な時間を活用して充実した生活を送れる」と感じています。
この年代で周囲より高年収をもらえるのは幸せ~!
自分に合った選択をするために
私も実際にその立場になってみて、見えてきた景色がありました!!
やりがいとお金のどちらを選ぶかは、決して簡単な問題ではありません。
私のように、経済的な安定を求める一方で、やりがいを感じられなくなる可能性もありますし、逆にやりがいを重視して年収が低くなることで、生活が苦しくなることもあります。
重要なのは、自分自身の性格やライフスタイル、価値観をしっかりと理解し、それに基づいて選択することです。
以下の質問を自分に投げかけてみると、選択がより明確になるかもしれません。
- 自分にとって何が一番大切か?(安定、成長、自由、家族との時間など)
- 今の自分のライフステージで必要なものは何か?
- 長期的に見た場合、どちらが自分にとって幸せか?
この質問を自分に投げかけた上で、選択肢を選ぶほうが失敗リスクは低減できます!
終わりに
私はやりがい重視タイプなので、年収が少し下がっても転職します(笑)
ラビットがお金を選んだ結果後悔したように、どちらの選択肢にもリスクと利点が伴います。
しかし、最も大切なのは、その選択が自分にとって適切であり、納得できるものであるかどうかです。
自分のパーソナリティを理解し、それに基づいて仕事を選ぶことで、やりがいとお金のバランスを取った選択ができるかもしれません。
自分の価値観こそが正解です!自分の特性を踏まえて選択していきましょう♪
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